デザイナーの考えること

01 外構について

外構について考える事。
何かに例えて話すほうが分かりやすく、伝わり易いと思います。
外構(エクステリア)はお家のお洋服のようなもの。
せっかく手に入れた素敵なマイホームが、外構手付かずの裸のままではちょっと切ないですよね。
親類や友人の来訪者が「素敵なお家だね」と言ってくれたり、通りがかりの人が「あのお家カッコいいよね」といった感想が出るのは家と外構がセットで調和してこそなんじゃないかなあと思います。
インテリアに関しては訪ねてきた人への見栄えもありますが、素敵な空間で生活したいとの自己満足の要素が多いのかもしれません。
エクステリアはどうでしょう?若干、主張の要素が高くなってくると思います。
また洋服の例えに戻りますと、とても豪華なドレスやスーツを着た場合、とても見栄えは良いものですが、実際その格好で生活するのは機能的ではないし、不便です。
逆にシンプルな格好、例えばジャージでしたら動き易いのは間違いないですが、何処でも出掛けられるかというとちょっと難しいところがあります。

外構もお金を沢山出して豪華絢爛なら最高でしょうが、そこにちゃんとした機能を求められるかが大切な事だと私は思います。
そこに住む人のライフスタイルや、生活の動線に合わせた心地よい庭まわりを考えた上で、デザイン性を付加するのがエクステリアプランナーとかガーデンデザイナーと呼ばれる人の使命なんだと思います。(たまに実際はこっちのほうが使い勝手は良いんだけど、デザインがなぁ・・・どっちを優先しますか?と相談する場面もあります。)
そのへんを担保した上で、遊び心やプラスαの装飾を予算に応じて取り入れていければなと思います。せっかく庭付きの家に住んでいるのに家の中だけが生活の場ではもったいないですね。

建物に付帯するガーデンルームやウッドデッキやタイルデッキ、ガゼボ、憩いのスペースやガーデンリビングがあったりすると自分の生活範囲を広げることが出来ます。
それはマイホームでの暮らしや、家を持ったことに対する価値を何割か増やすことが出来るとても素晴らしい方法なんだと思います。よく聞く言葉ですが、『家』と『庭』で『家庭』になりますよね。

02 外構デザインについて

外構デザインについてでは外構のデザイン性とは何か?
ひと昔前なら、スタイル別にみてもモダン、洋風、和風ぐらいの区分けで良かった感じですが、昨今の外構用商材の種類の増加・細分化に伴ってそのテイストはまた多くなっています。
化粧ブロック一つとっても、各メーカーさんの商品開発努力で数百種類のデザインと色があります。現在ですと、モダンの中にもシンプルやナチュラル、洋風でも塗り壁を多用する南欧風やレンガメインで構成するもの、その他にアジアンやリゾート風など、かなり多様化してます。(もっと細かく書くときりがありませんていうぐらい)そうなってくると、やはりヒアリングの能力がデザイナーの方にかなり求められてくるのかなと思います。

クライアント様の頭にあるイメージ(はっきりでもぼんやりとでも)をいかに具現化出来るかが勝負になってくるのですが、そうは言ってもエスパーでもない限り頭の中を覗く事は出来ません。微妙なニュアンスをカタログや施工例を見たりしながら、ちょっとした会話の中からのヒントを得て汲み取っていくのですが、後日ファーストプランを出すときは、結構ドキドキするものです。その場で喜んでいただければホッとするところですが、たまには微妙な反応の時だってあります。

外構デザインについて少し話しが逸れるかもしれませんが、今のエクステリアのCADってとても進化していて、お家も含めた外構仕上がりのイメージパース図なんかはとてもリアルです。設定によっては写真に見えてもおかしくないですし、当社で導入してるソフトを使えば、モニター上でイメージの中を歩くようにも出来たりします。平面図上でああだこうだ言ってるよりも、百聞は一見に如かずで、イメージの修正の話しなんかもし易いです。お打ち合わせでは必須であり、最高のツールになります。ただ、リアル過ぎても質感や色、仕上がりまでは事前の注意と説明が大事です。


デザインの話しに戻りますと、私の心掛けている点は、どのスタイルにも対応できるよう引き出しを多く持つようにする事と、自分の中で好みを持たないようにする事です。

実際は得意なジャンルや好きな雰囲気はあるかもしれませんが、あえて感性をフラットにしておくことで、どんなジャンルでも大丈夫な構えが出来るからです。
どんなのが得意ですか?と聞かれる事もありますが、何でもいけますよ。と答えられるのが強みだと思ってます。そしてどれも中途半端なレベルでは意味がないのも分かっています。自分の取り扱いの幅を狭めてしまうと、提案も少なくなってしまいますし押し付けがましくなってしまい、お家に本当に似合うお洋服を着せてあげられなくなってしまいます。他の外構業者さんなり、ハウスビルダーさんも一つ二つの強みやこういうスタイルですよと特色を出しています。万人受けよりも尖がったスタイルで、それを求めて来た人にバチッとハマる方法ももちろん良いですけどね。
当社の強みの一つはオールラウンドですって事です。オールラウンドの中にはハイグレードからご予算に合わせてのプランまで対応出来ますよの意味もあります。ですから、好みにハマる業者さんを選んで下さい。私は明確にスタイルビジョンを持った方でも、どんなのが良いか悩み中の方でもウェルカムです。余談というかフォローじゃないですけど、他の外構業者さんもウリのスタイルで抜群のセンスを見せるところは、他のスタイルの外構やらせてもやっぱり上手いんだろうなぁと思います。

03 外構のトレンドについて

外構のトレンド外構のトレンドの周期ってどうなの?
これはあくまで私の勝手な体感ですが、やっぱり住宅の変化の周期を追いかけているぐらいかなぁと思ってます。大手ハウスビルダーさんの商品なんかもやはり変わっていってます。古いとかの意味ではなくって、パッと見あの家は15年ぐらい前かなって感じる外観の差は何となく分かると思います。時代に合わせての流行や建材の進化もありますので、それは当然の事ですよね。外構もちょっと前のデザインかなっていうのはあります。なるべく飽きの来ない、長持ちするようには努力しても日本では難しいのかもしれません。

ヨーロッパの方に目を向けると、数世紀前の街並みがそのまま残って素敵ですし、憧れます。それこそトレンドの無い普遍的なものなのでしょうが、やはり文化や考えも違いますし、石材等の建物やガーデンが現存出来る風土や条件もありますし、何より異文化に憧れるフィルターもあるのでしょう。ただ、先程難しいと言ったばかりですが、時間を経てこそ雰囲気のある、エイジングを見越したプランは作れます。
どうしても劣化が見られるコンクリート製品を避けて、石材やレンガ等の自然を由来とする材料メインで構成して、住む方が植栽等を上手く管理しながら庭を育てていければ可能です。それなりに金額と手間はかかってしまいそうですが。この話題はまた追記で。

04 外構価格について

外構の値段外構の価格は?
たまに他の外構業者さんの図面を持ってきて、これで○○万で出されたんだけど高くないですか?と言われるお客様がいらっしゃいます。
何に対して高いのかが問題で、思ってたより高いだけでの話なのか、何社か見積りを取った内の一社に対してなのか?外構の施工単価は各社それぞれです。それは商売としてやっている以上、利益を追求するのは当然です。家賃の高いところに店舗を出していたり、重機などの投資があったり、社員が多めにいたりと、各会社さんでの損益分岐点は違います。
エクステリア専門店として構えている業者さんでしたら、今の時代に鉄筋の量を減らしたブロック組積だったり、ワイヤーメッシュ無しで土間コンクリートを打設するようなところは無いんじゃないでしょうか。みんなしっかりと仕事をした上での単価になってると思います。
他の外構業者さんの図面を見ながら、ここの部分はうちならこのぐらいの単価で出来ます、なんてぐらいならやってもいいと思いますが、同じ図面で値段だけ潜って仕事を取るなんて事はとてもやってはいけない事です。安くするのも大事ですが、うちなら同じ総額でここまでのものが出来ますよって提案の方が気持ちいいものです。

当社の場合は、ほとんど自社施工にしています。(外注さんだと施工単価が上がってしまいますが、忙し過ぎるので手を借りる事もあります。)一人で、営業・設計・現場監督までやって人件費も抑える工夫はしております。(一人で何役もやるのは人件費だけの為ではないので後述します。)
営業のエリアも欲張らずに、ひたちなか市、水戸市、那珂市・東海村・日立市 を中心になるべく近い場所なら、移動時間も少なく効率が上がります。お客様には大変ご迷惑をお掛けする事もありますが、一つの施工チームに同時に出来る別現場も掛け持ちしてもらって、(一つだけの現場だと工程上、空いてしまう時間が出来たりします。)作業ロスを減らすこともしています。それによって沢山仕事をいただければ、まだ少し価格設定を落とすことが出来るかもしれません。だからといって安さがウリ、値段勝負!というのはしたくないですけど。あくまでデザイン、良い施工で選んでいただけるのが嬉しいです。それでいて値段も良心的ですねが理想です。

図面話が戻りますが、他者さんの外構図面を歓迎して、その会社の悪口を言いながら値段を落として仕事を取るようなところは気をつけて下さい。図面を書く手間が無いんだから安く出来るでしょう。また自社のアピールポイントが無い会社は他者の悪口言うしかないのです。しかも工事の中にも、どこかに安くしたしわ寄せが眠っている可能性があります。
ただ私の場合、絶対に他社に図面見せないで下さいとは思っていません。例え自分の図面を知らない人が作っても、細かい納め方等の肝心な部分は私の頭に入っていますから、私が現場で調整しなければ同じものは出来ないと思っていますので。シンプルなものならまだしも、作り込んだもの程、似て非なるものが出来るだけでしょうから。逆に人の設計の肝心なところまで噛み砕いて、形に出来る能力がある人はとっくにオリジナルで出来てます。それぞれ各プランナーさんが労力と時間をかけて一生懸命作ったデザインはパクっちゃいけませんよねって話です。
但しですが、意匠性に関しては難しい部分もあって、お客様の要望を聞けばどういう風に囲って、駐車スペースはこの辺でぐらい(ゾーニングといって、ざっくりとした敷地の使い方)はどのプランナーさんでも完全お任せでの依頼でない限りは似たようなものにはなってきちゃいます。門周りなどのデザインやお庭の使い方に差が出てくるのです。少し話が逸れてしまいました。

05 一人で

外構工事一人で何役もの話。
お家を建てるときは営業さん、設計さん、監督さん、中にはインテリアのコーデネーターさんで分業になってる場合が殆どです。仕事のボリュームも多いですし、詳細な図面・仕様書を元に現場で仕事してます。きちんと組織化されているところが多いのでしょうね。

外構の場合は仕事を取ってくるだけの営業、図面を描いて施工者に渡して終わりの設計ってやると、お客様のイメージやご要望がストレートに現場に伝わりにくいというのがある気がします。営業→設計→現場と、伝言ゲームみたいにズレが生じますし、外構は土地が相手なのでセンチ単位で誤差がでたり、土工事の最中に思わぬ配管が出て来たりとその場でまとめていく要素が多いのです。
メインのこの部分はミリ単位でキチッと納めて、残りの寸法は現場での寸法に合わせて、といった設計なり施工になります。または、後述にも出てきますが、造園屋さんの親方が若い衆に「そこの庭石もう少し右にずらせ!」とか「その木のそこの枝を落としとけ!」みたいな感覚で、現場に立って微調整する場面もあります。そういった細かいアドリブを入れるときに、お客様と直接関わっている人間が対応しないと上手くいかないと思います。

そして会社側としては変更のあった時に、請け負い金額を管理する営業、どのあたりがデザインとして許容できるかを判断する設計者、工程や施工、材料の発注を仕切る監督が三位一体にならないといけません。そこで、どうせ三位一体なら元から一人でやりましょうという考えです。複数のお打ち合わせ、図面作成、現場巡回(正直、クレームの処理だったり簡単な補修もあります。それプラス、実は社長業も)はとても大変ですが…。もちろん、分業でも統制が取れて上手く機能している外構業者さんは沢山あります。当社に関しても分業は考えるところはありますが、やれるところまではこの方式で頑張るのが最良かなと思います。

06 また外構の値段について

値段外構の値段についてまた少し話します。
外構っていくらぐらいですか?って急に聞かれても困ってしまう時があります。
当社での一式外構の平均単価や部分的な施工単価ならお教えできますが、また例えて言うなら車っていくら?って聞かれても答えられないのと一緒です。中古?新車?何人乗り?車種は?オプションは?数万円の中古車から数千万円の高級車まで振り幅がかなりあります。どういう内容の工事で現場の立地はどうか等の現地調査まで含めないと、きちんとした値段は出ないので、簡単に聞いて高い安いの判断は控えたほうが良いですね。


後はネット上、メールのみのやりとりで外構業者・内容を決めるのも実際どうかなと思います。例えば家電なんかはどこの誰から購入しても同じもので品質が保証された物が届きますよね。それこそ安いに越した事がありません。外構は業者さんによって、極端にはないにしろ品質に多少の差はあります。エクステリア商品自体(カーポートやガーデンルーム等)はもちろん同一ですけど、それらも現場で組み立てるものですので作業の質の差が生じます。ブロック積み、土間コンクリートの仕上げなんかもそうです。便利な世の中です。
昨今の買い物はクリックするだけで欲しい物が自宅に届く、私も利用してます。ただ、外構はまだ形に無いものを買って、無いもの売るんだということは改めて思います。
ですから、プランを作成するのは対面で、だいぶ前に書い通り、お客様の微妙なニュアンスをヒアリングするといった意味でも、せめてお電話で話すぐらいは必要な事だと思います。
もちろん受け付けは当社のメールやお電話どちらでもお待ちしております。また話が逸れました。

07 外構プランの進め方について

相談外構プランの進め方について。
これはお家を作る経験をなさった方なら分かると思いますが、何となく似ています。
まずは、間取りを決めていきます。これは外構でいうところのゾーニング(前述の通り)です。同時にある程度のスタイルも決めていきます。これが決まってくると、大体ざっくりした予算が見えてきます。ここまでは平均1〜2回のお打ち合わせです。次に家の外観や壁紙の色の話が出て来るのと同じで、全体の雰囲気を細かく、テクスチャー等を決めていきます。大体3回ぐらいは修正も含めてお打ち合わせします。プラスで照明はどんなのにしますか?とか造作で棚とかテーブル付けますか?みたいに他の追加要望や植栽なんかも取り入れていきます。ハウスビルダーさんと違うところはあらかじめ標準仕様があって、この中で選んで下さいというのがないことでしょうか。
最後にプランと値段がお互い合意しましたら、仕様の確認や工事の時期・進め方のお話をして、ご契約です。ざっとした流れですが、お打ち合わせの回数や期間はまちまちです。何回でも納得するまでお付き合いいたします。こちらもプロとして良かれと思ったプランを出していきますが、解釈の違いや、特にこうしたいというご要望に最大限合わせていきます。ちょっとまとまらない、おかしいと思えばアドバイスを差し上げます。
例えば門周りはこの材料、カーポートはこれ、アプローチはこんな風に、でも建物はこんな感じっていうふうに、それぞれはカッコいいもので選んできても、いいとこ取りになってしまい、全体としてのまとまりが悪くなるときはちゃんと言います。また、デザインと価格どちらを優先するかはそれぞれです。予算設定が無い方はまずいらっしゃらないのですが、まずはデザイン重視でという方には、初回は敢えて予算を聞かずに作成しております。その方が自由に萎縮せず描けますので、発想の幅が広がります。次のお打ち合わせで予算を聞くとオーバーしてしまっている事も多いのですが、最初から予算ありきのプランと比べて、最終的に同じ金額に調整していったとしても落としどころが良い気がします。

最初は遠慮せずにご要望を言うだけ言って下さい。
もちろん、ご予算優先の方は先にお伝えいただければ合わせたプランを作成いたしますのでご安心下さい。

08 エクステリアのデザインコンテストについて

受賞歴賞コンテストについて。
各団体やメーカーさん主催のエクステリアデザインコンテストが全国レベルで毎年行われています。メーカーさん主催であれば、そのメーカーさんのエクステリア商品を採用して完成した現場写真で応募いたします。今までいくつかの現場で賞をいただいたり、入選以外でも当社の作品がカタログに掲載されたりしています。

自分はもちろんお客様も喜んでいただいた現場で、更に第三者からも素敵な外構ですよとお墨付きをいただいたようなものなので励みになります。

デザイナーさんにとってはモチベーションを高める良い材料になりますね。賞を日頃から狙っているのか?と聞かれると正直半々ぐらいですかね。狙って獲れるときもあるし、狙わなくても獲れるときもあります。(応募した時点では多少あるでしょうが、プラン中はそれ程でもなかったり)狙うっていうのは主催するメーカーさんのイチオシ商品でガッチリ固めていったりする事でしょうが、審査員の先生方にはそれだけで通用する程甘くはありません。やはり商品の使い方や配置や建物とのバランス等細かく見ておられます。
お客様は外構業者選びにおいて、どのくらい判断基準にされているのでしょうか?賞を沢山獲っている会社の方が、無いよりは信頼してくださっているのかはちょっと分かりませんけど。もしそうだったら嬉しいですし、また頑張ります。とにかく全国の中で腕を試せるいい機会です。

09 外構会社の値引きについて

気になる外構値引きの話。
前述に家電ならどこで買っても品質は同じといった話もありました。テレビでも家電量販店での値切り交渉術みたいなものもたまにやってますね。外構も言えば安くなるって思われているのでしょうか?気になります。

当社のお客様でも、シビアに値切ってくる方や一切そんな事も言ってこない方もいらっしゃいます。結局は値切ったもん勝ちなの?て話ですが、実際はどうなのか?私の場合に限って言いますと、適性利益・適性価格に基づいてお出ししております。

意味無いといいますか、不毛な事があまり好きではないので、値切られるんだろうなぁ分を諸経費あたりにあらかじめ乗っけといて…なんて事はやってません。値引き交渉してみたら急に1割とか2割引いてもらえたぞラッキー!って…そっちの方が怖くないですか?結局値段が下がったのは良かった事ですが、どんな計算で値段出してたんだろうって思います。それこそ言ってみなかったら●ッタクられちゃってたんじゃないの?この場合は一応値切ったもん勝ちになるのでしょうか?分かりません。

当社の場合に話を戻します。ここからはいわゆる、ぶっちゃけになるかもしれませんが。あまり期待はしないで下さいね程度の値引きはあります。最初から私なりに頑張った金額にしておりますので。ここからは例えばの話ですが、正直これ以上はってところギリギリまで金額を下げてしまった方がいるとします。実際に工事が進行していく中で、この部分は図面にも見積もりにも入れてないけど、こういう処理を入れてあげたらベターかなっていう細かい場面がたまにあります。そこでふと、利益率の事が頭をよぎり、普通の処理で済ませてしまう。例えばなので、実際は料金をいただくお客様に金額の優劣はありません。ちゃんと処理します。気づいていて見逃すのはもっと気持ち悪いので。

次に最後まで値引きはしてこず、逆にこちらから少し引いておきました。という方ですが、細かい処理の話もありましたが、やはり工事を進めて行く上で実際の形になってくると、やっぱりここにこのぐらいの木が欲しかったなあとか、ここの隙間は化粧砂利入れておきたいな、といった場面もあります。その場合、お客様に追加は取らないので、ここに木植えちゃっていいですか?という、これは実際に何回かあります。(これも例えなので、値切らなかった人にだけサービスしちゃいますよの意味ではありません)
造園業の親方さんが「この家と庭にはこんな木じゃ合わねぇ。もっと立派なのサービスで持ってきてやったぞ!」みたいな感覚です。形に残る仕事ですので、私もどうせ作るならちょっとサービス入れても満足出来るものにしたくなってしまいます。

念の為もう一度、お客様に優劣はありません。
値切ったから、値切らなかったは関係ありません。無理な値引きは無理ってちゃんと言います。